9月13日 万葉苑だより

2020年9月13日

令和2年9月13日

 台風後の奉仕日は不安定な天気予報でしたが、朝パラリと小雨があっただけで天気は回復。時折は秋らしい風もあり好天のお陰で18名の参加。

 今日の万葉ミニ講座は「セリ」。セリと言えば早春のもの。季節はずれの感がするが、実は愛媛万葉苑の万葉植物目録には150種採用されていますが、アザサを加えて151種となっています。たまたまその二巡目の最後に当たったのがセリでした。ミニ講座も都合302回目となりました。単純に計算しますと35年と2か月になります。あたかもこの日は私の95回目の誕生日。よい記念になりました。

 セリの歌は

  「丈夫と思へるものを太刀偑きて かにはの田井に芹子ぞ摘みける」

  巻20~4456…薛妙観命婦

これは橘諸兄が薛妙観命婦に贈った「芹と歌」に対する返歌です。おどけて感謝の気持ちを贈った歌です。

 今日は丹原さんが苑の中央にある五葉松の剪定をされていました。一寸した手入れで見事な形になりました。優れた技術に感心しておりました。

(参加者:白石、大竹、小倉、河本、上甲、井上、辻原、村上、浜口、辻内、宮﨑(さ)、宮﨑(ゆ)、藤原、丹原、重松、宮内、安永、瀬川)

 (藤原)