11月8日 万葉苑だより

2020年11月8日

令和2年11月8日

 今日のテーマは「おみのき…山部赤人巻3~322」でした。「皇神祖之 神廼御言乃敷座」に始まる萬葉集唯一の「温泉褒め歌」です。詠み人の山部赤人は伊予の久米部小磯に縁の宮廷歌人です。道後温泉にまつわる「聖徳太子の伊予温泉歌」とともに貴重な文学遺産です。

 この歌は道後温泉霊の湯(男湯)の湯釜に刻まれていますが他にはありません。万葉歌碑の絶品と言われる額田王の「熟田津の歌碑」を見るたびに、先輩たちの顔が浮かんできます。
赤人の「伊予の湯褒め歌」の碑を建立することは私たちの宿題ではなかろうかとつくづく思うこのころです。

 今日は朝から晴れて、万葉苑の桜やモミジが紅葉し初め漸く晩秋の気配。先週31日松山北高家庭クラブ120名による清掃活動の成果も落ち葉が一杯で残念でした。

 宮内さんがカシワ・カツラ・ヤマツツジを見つけてこられ捕植しました。三種とも苑にあったが縮小の時無くなっていました。結構入手が難しいものですが都合よく補植できて何よりです。

 苑内上段までの行く軽トラ用道路の、障害となっていた石を掘りだし・移動する作業では、宮内さんと東方さん(自衛隊OB)のチエンブロック操作に感心しました。

皆さんのいつも変わらぬご奉仕に感謝・感謝です。有難うございました。

(参加者:白石、大竹、竹松、小倉、井上、山之内、弓場、河本、瀬川、宮内、藤原、村上、宮﨑(さ)、宮﨑(ゆ)、浜口、重松、丹原、東方、辻内、安永)

(藤原)