1月9日 万葉苑だより

2022年1月9日

令和4年1月9日

 明けましておめでとうございます。
新春早々の奉仕25名のご参加有難うございました。

 沈静化の様子を見せていたコロナが、暮れからまたまた猛威の兆候を見せ、予定していたボーイスカウト恒例の餅つきは中止、万葉苑の七草粥と神社の正式参拝のみとなりました。

今日は何時もの隊友会の会員の他に、一草庵の関係者が山頭火の句碑周りの除草を兼ねて参加いただきました。

 コロナ対策のため、正式参拝の後早めの七草粥とミニ講座「うめ」の資料はお配りして早々に解散しました。暮れから「松・竹・梅」と揃いました。

 「春さればまづ咲く宿の梅の花 ひとり見つつや春日暮さむ」

   山上憶良(巻5~818)

 境内には神社の参拝客に交じって和服姿の奉賛茶会献茶祭の方々で賑わっておりました。幸いに好天気に恵まれ新しい年を寿ぐような、気持ち良い奉仕日になりました。

今日も丹原さんから愛宕柿、宮内さんから岡ワカメの差し入れがありました。

藤原

2月14日 万葉苑だより

2021年2月15日

令和3年2月14日

 厳寒の筈の奉仕日ですが、珍しく温かい好天下の奉仕日で新顔を加えて20名の参加を頂きました。今日はまた秋川会長(万葉苑保存会)が参加され一同にお礼と励ましの言葉を頂きました。
例年ですと愛媛マラソンの当日で交通制限に悩むところですが、今年はコロナで中止。

 今日のミニ講座は大伴旅人の

 「わが宿に盛りに咲ける梅の花 散りべくなりぬ見る人もがな」

で「うめ」を選びました。
「うめ」を詠んだ歌は集中122首で「はぎ」に次ぎます。

天平2年正月13日、大宰府の師であった旅人が自宅で開いた梅花の宴の記録にあった「初春令月 気淑風和」から「令和」の年号が決められたという所縁の「うめ」です。梅は寿命が長くまた厳寒にも耐えて、百花に先駆けて咲き、芳香を放ち果実も健康に良く、その凛とした姿はまさに日本人好みの花です。

 今日は余談として家内の友人が送ってきた「シニア川柳」を紹介した所思い当たることばかりに賑やかな話題となりました。その一部を拾いました。

 ・厚化粧笑う亭主は薄毛症
 ・カード増え暗証番号裏に書き  
 ・立ち上がり用事忘れてまた座る
 ・婆さんよ犬への愛情を少し呉れ
 ・3時間待って病名「加齢です」
 ・探し物やっと探して置き忘れ
 ・名がで出ない「あれ」「これ」「それ」で用を足し
 ・失せ物も必ず出てくる摩訶不思議(この一句私の駄作です)

(藤原)