12月26日 万葉苑だより

2021年12月26日

令和3年12月26日

 歳末でご多忙しかも寒さも厳しい中、20名余のご参加有難うございました。今日は予報通りの寒気の襲来で年末大清掃も大変でした。
10時から三宅県議事務所と合同の護国神社正式参拝に参加しました。

 今日は寒さも厳しいのでミニ講座は食前にし、弁当は持ち帰ることにしました。講座は前回12日の「まつ」に続いて「たけ」を取り上げました。

 「我が家戸のいささ群竹吹く風の 音のかそけきこの夕べかも」

  大伴家持(巻19~4291)

わが国では古来「松竹梅」を三友と親しんできました。また高潔さを君子に例えて「梅菊蘭」と共に四君子とも称されてきました。

今日もまた宮内さんから「橙・レモン」などの差し入れがありました。

藤原

12月12日 万葉苑だより

2021年12月12日

令和3年12月12日

 今日は師走には珍しく好天気で参加者も25名と多勢。しかも歳末御多忙の中を塩崎衆議院議員と三宅県議も参加いただきました。心から感謝いたします。

苑内の紅葉は盛りも過ぎて専ら散り急ぐ感じ。掃いてもはいても散る落ち葉には風流を超越しての感。それでも帰路に着くころは面目一新綺麗になりました。

 今日のミニ講座は「まつ」。歌は有馬皇子の

 「磐代の浜松が枝を引き結び 真幸くあらばまた還り見む」

有馬皇子が斉明四年(六五八)蘇我赤兄の謀略に掛かって反乱を企てたが捕らえられ謀殺された途中の歌で、十九才の皇子の心願の歌です。

松は本来四季を通じて色を変えず樹齢も長いことから神性・霊性の宿る木として神聖視されてきました。

歳末の時期お目出度い歌も

 「茂岡に神さび立ちて栄えたる 千代松の木の年の知らなく」

  紀朝臣(巻六~九九〇)

今日はまた宮内さんから「岡ワカメとみかん」丹原さんから「愛宕柿」の差し入れがありました。宮内さんには「おぎ」を採集してきていただきました。深謝々々…

藤原