6月8日 万葉苑だより

2025年6月11日

令和7年6月8日

 今日は雨の予報だったが、奉仕中影響なし。作業は順調に進んだ。
今日はまた大安とかで、神社はお宮参りの赤ちゃんを連れた家族が何組か居り賑やかであった。

 また境内にある土俵では愛好者が角力の練習を始めており、切角の土俵が活気があり、何時ものボーイスカウトの活動とともに万葉苑も活気があった。
苑内では日本ムラサキが順調に生育しており、今日の奉仕で一段と生気が溢れていた。

今日のミニ講座は「にこぐさ(はこねぐさ)」を詠んだ歌で

 「葦垣(アシガキ)の 中の似児草にこやかに 我と笑まして人に知らゆな」

  作者不詳

でした。

「はこねぐさ」は宮内さんが愛育の鉢を持参してくれていました。

 今日の奉仕者は山之内、竹松、上甲(和)、弓場、浜口、石水、宮内、河本、白石、藤原の10名で、写真は上甲、白石さんでした。

(藤原 茂)

5月11日 万葉苑だより

2025年5月14日

令和7年5月11日

 今日の予報は雨で心配していましたが、お昼過ぎ頃まで雨は降らず有難かったです。先日の愛媛万葉祭は皆さん大変ご苦労様でした。引き続いての奉仕で恐縮です。

 今日は宮内さんの提案で四川蘭(山路蘭)の植え替えをしました。四川蘭は愛媛独特の蘭で愛媛教育の父と尊敬されている山路先生愛育の蘭で、八木先生や竹葉先生ゆかりの蘭でもあります。独特の東洋蘭で形容がよく芳香のある蘭です。私が八木先生から引き継いだ直系の蘭です。先年苑で植え替えたものが成長したものです。宮内さんがきれいな花崗岩の荒砂を用意されたもので、ご希望の方はお持ち帰りください。また今日は松岡さんが伊予市犬寄の高市礼子さんから頂いた南蛮キセルの種子をススキの根元に播きました。時期が遅いので心配しています。

今日のミニ講座は大伴四綱の詠んだ「フジ」で、歌は

 「藤波の花は盛りになりにけり 奈良の都を思ほすや君」

でした。

今日の参加者は、石水吉一、松岡 久、浜口啓子、弓場 巌、宮内鉱直、竹松慎一、井上雄介、大西健二郎、山之内保行、重松美千代、酒井恭子、河本真孝、白石 豊、藤原 茂でした。

(藤原 茂)

3月9日 万葉苑だより

2025年3月12日

令和7年3月9日

 今日は晴れて少しは春らしい陽気になった。参加者も15名と有難いことです。今日はまた、恒例による第56回目の万葉祭の相談をしました。恒例に準じて5月5日に実施すること。準備は白石さんと弓場さんを中心にお願いすることに決定。なお会費は一般3,000円、ボランティア会員は1,500円とするなどを決定しました。

 また、当日の公講演講師は坂の上の雲ミュージアムの前館長石丸耕一(学芸員)さんの「秋山好古対象の言動(假題)」に決まったことを報告しました。また、懸案になっていたボランティア保険についても4月から加入すること。一人当たり年間費は350円を万葉苑保存会が負担することを協議しました。

苑内では「梅やミツマタ、椿寒桜」などが咲いてすっかり春めいていましたが、陽陰の風はまだまだ冬の感じでした。

今日のミニ講座は「せり」でした。

 「丈夫と思へるものを太刀佩きて 可尓波の田居に芹子ぞ摘みける」

  薛妙観命婦(巻20~4456)

でした。

芹も今は栽培されているが、幼かった頃の、清冽で冷たいせせらぎに生えた若芽の美味しさを思い出しておりました。

今日の参加者は、石水吉一、石水初子、浜口啓子、弓場 巌、山之内保行、上甲厚志、上甲和由、宮内鉱直、安永教一、重松美千代、大西健二郎、小倉瑠璃子、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

2月9日 万葉苑だより

2025年2月12日

令和7年2月9日

 今日は結構寒かったが時折陽が出てまずまずの好天気。恒例の愛媛マラソンの日で市内の交通も規制だらけ、そんなせいか万葉苑の奉仕者も9名と少なかった。いつもの参加者のうち安永さんもマラソンに参加されました。ご健闘を祈っていました。特にご婦人は浜口さんお一人でいろいろご苦労様でした。お蔭様で助かりました。

 苑の作業は枯れた木や徒長した木などを宮内さんや河本さんが整理されて綺麗になりました。また、名木の「昇竜の松」は白石さんの友人に依頼して綺麗に剪定していただきました。
厳寒が続きましたが、さすが立春も過ぎ梅の蕾が膨らみ、寒梅などは花が咲いておりました。なお、今日も写真は上甲さんでした。

 

 今日のミニ講座は榊で、歌は大伴坂上郎女の

 「ひさかたの天の原より生れ来る神の命 奥山の賢木の枝に白香付け
  木綿取り付けて斎瓮を 斎ひ掘り据ゑ竹玉を 繁に貫き垂れ獣じもの
  膝折り伏してたわや女の 襲取り懸けかくだにも
  我れは祈ひなむ君に逢はじかも」

でした。

 恒例の万葉祭が近づきましたが、昨年万葉祭の準備をしていただいた木野本さんが体調を崩されたので、弓場さんにお願いすることにしました。
なお、杖術、舞踊、詩吟等は万葉祭総括の白石さんにお願いしております。講演会講師については予定者の都合が悪く他に検討中です。

今日の参加者は、上甲和由、弓場 巌、山之内保行、浜口啓子、石水吉一、宮内紘直、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原 茂)

1月5日 万葉苑だより

2025年1月5日

令和7年1月5日

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日は比較較的穏やかで、時々陽が指して過ごしやすい日でした。
神社には日曜日のせいか正殿前は長い列ができていました。元旦から昨日までも例年を上回るほどの参拝客で賑わったそうで嬉しいことです。

今日は我々の七草粥と、ボーイスカウトの餅つき会との合同で賑やかでした。ただ、万葉苑の方はご婦人が石水さんと酒井さんの二人で、河本さんが急遽応援に入り器用な手捌きを披露されていました。お蔭で加減の好いお粥と、ボーイスカウトの餡餅など沢山頂いてご馳走さまでした。

 今日のミニ講座は、例年通りの万葉集に詠まれた新年を祝う歌の披露と、七草粥の由来についてでしたが、私が初めて知った「冬至の七草粥」を披露しました。昔から冬至を境に運が上昇すると言われてきましたが、特に「ん」が二つ重なる食材は、呼び込む運も二倍になるそうです。
「ナンキン・レンコン・ニンジン・ギンナン・キンカン・カンテン・ウンドン」とありましたが、最後のウドンは一寸こじつけのように思われます。そこで思いついたのがチャンポンはどうでしょうか。キンカンの代わりにはポンカンもあります。

 今日は隊友会の方たちの出席がありませんでしたが、日本会議の越智事務局長ご夫妻の参加があり、出席者は次の12名でした。

山之内保行、安永教一・石水吉一、石水初子、酒井恭子、越智敏雄・越智美香子・上甲和由、宮内紘直、河本真孝、白石 豊、藤原 茂

(藤原 茂)