6月13日 万葉苑だより

2021年6月13日

令和3年6月13日

 今日は梅雨の最中の奉仕日。昨夜は結構の降雨。予報では雨模様だったので心配していたが、明けてみれば曇ってはいたが結構な好天気。今日は何時もの顔ぶれ20名ほどの奉仕。梅雨の時期雑草が繁茂していたが、お陰で見違えるようにきれいになった。

 宮内さんがチェーンブロックを持ってこられてムラサキの栽培地造り。かなり大きな石を5個掘り出しての作業。玄人はだしの見事な手腕に感心しきり。

 
 ミニ講座は「あじさい」を詠んだ橘諸兄の歌

 「紫陽花の八重咲く如く弥つ代にを いませ吾が背子見つつ偲ばむ」

の解説を準備していたが、先月同様コロナ感染予防のため昼食を持ち帰りにしたので略式解説となった。

 今日はまた、一草庵の方々や額田宮司が来られて山頭火の句碑の建設場所を決められた。昔一草庵で暮らしていた山頭火が、神社の境内を通って道後温泉に通っていたとの所縁から境内に句碑建立の案が出たらしい。

 宮内さんから夏ミカンの差し入れがあった。器量は良くなかったが中身は上々。何時もながらのご厚意に感謝。

藤原

5月9日 万葉苑だより

2021年5月10日

令和3年5月9日

 今日は風は少々冷たかったが、恵まれた陽春の奉仕日でした。相変わらずのコロナ禍の最中で心配しておりましたが、皆さん変わりなく22名の参加を得ました。
今日も秋川会長が参加されましたが、副会長(額田宮司)と3人で監査結果の報告と総会準備について協議しました。

万葉苑の方はすっかり深縁の季節。
整理・清掃奉仕それぞれお世話になりました。

 私宅で採取・播種したムラサキの苗20鉢を持参し、併せて今日のテキスト「ヌバタマ」に因んで「姫ヒオウギ」の苗も持参しました。これらのポットには無数のケイトウが生えておりこれも楽しみです。
宮内さんは「かには(ウワミズサクラ)」の育成・苗を持参されていました。有難いことです。欠株もおいおい補給されています。

苑内の欅の木に着けているシンピジュームが見事な満開振りを見せていました。
前回同様コロナの感染予防のため弁当は持ち帰ってもらいました。

ところで、私事ですが先月妻を亡くし、いろいろお慰めの言葉を頂き恐縮いたしました。厚くお礼申し上げます。
その際柄にもなく万葉人にあやかって詠んだ歌を恥ずかしながら披露しました。

 ・身の内も間に合わぬまま妻独り臨終迎え往生す
 ・妻愛でし月見草の花一輪も今宵は遂に咲かざりし
 ・コロナ禍で面会禁止の病床を見舞う術なく妻送る
 ・病室へ移るベッドに伏せたまま手を振る姿今も忘れじ
 ・身の内もままならぬまま野辺送りせめて飾らむ花の褥を

(藤原)

4月11日 万葉苑だより

2021年4月11日

令和3年4月11日

 数日来の晴天続きで恵まれた陽春の奉仕日でした。愛媛県も悲しいかなコロナ禍では全国ベース。不要不急の外出や会合自粛の事態に入りました。心配していた奉仕は秋川会長以下24名の参加。しかし、事態に沿って屋外作業は何時もの通り実施し、昼食は弁当持ち帰りにしました。
10時からの休憩時に会長の挨拶とミニ講座を済ませることにしました。
日陰に入ると風が冷たい感じでしたが、万葉の池には沢山のメダカが泳いでおりました。

 今日の秋川会長のご挨拶は土居前会長御夫人からの満中陰のお印として「万葉苑保存会」に3万円のご寄付を頂いた報告がありました。ご厚志に感謝し謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

 早くも苑内では葉桜の季節。フジ棚には沢山の花房が見えてきました。
ムラサキの苗もたくさん育ち昨年来の株から出た新芽にはムラサキの小さな花が付いていました。

 今日のミニ講座は作者不詳の

 「見渡せば春日の野辺にかすみ立ち 咲き艶へるはさくら花かも」

  (巻10~1872)

でした。

 また、宮内さんと小倉さんの万葉植物の戸籍調査が始まっています。中間調査の結果は、台帳150種の内凡そ120種が残っていました。全国の万葉植物園でも抜群の成績です。現在海藻と栽培困難な種類8種類を除くと23種類が欠株です。その内の1種「モムニレ(ハルニレ)」は奉仕者の井上さんが持参され定植しました。皆さんの手を借りて何とか順次補給したいものです。

 なお、昨日は護国神社の春季例大祭でしたが、コロナのせいで簡素化され淋しいお祭りでした。秋の例大祭は例年通り盛大に挙行できることを祈っております。

(藤原)

3月14日 万葉苑だより

2021年3月15日

令和3年3月14日

 昨日までの雨や曇りが晴れて一見陽春の奉仕日ですが、日陰に入ると風が冷たくやはりまだ冬の感じ。新顔を加えて20名の参加を頂きました。
今日も秋川会長「万葉苑保存会」が参加され先月の三浦保環境賞特別賞受賞の報告と皆さんへのお礼と励ましの言葉を頂きました。

 苑内では椿と陽光桜が満開で春の気配は充分、除草・清掃で苑は見違えるようにきれいになった。
丹原さんが柑橘類の剪定をされてすっきりしてきた。ボ-イスカウトの活動も盛んで苑内は活気に満ちていた。

 今日のミニ講座は坂門人足の「つばき」を詠んだ

 「巨勢山のつらつら椿つらつらに 見つつ偲はな巨勢の春野を」

  (巻1~54)

椿は日本では「不吉な花」の印象が強かったが、それは花首から落花する様を見た武家が嫌がったものらしい。
朝廷や中国では古くから瑞花とされてきた。
最近後拾遺集(巻七 賀)に

 「君が代は白玉椿八千代とも 何に数へむ限りなければ」

という、目出度い歌のあることを知った。
苑の大先輩の八木先生は当時の久松知事と共に特に椿がお好きで、県内のつばき愛好家敬慕の的であった。

 来月の奉仕日は恐らく「爛漫の春」で、そろそろコロナの収束が見え始まるころであってほしい。
しかし、今の状況では恒例の「愛媛万葉祭」も中止せざるを得ない状況で、残念ながら昨年同様役員・有志の正式参拝のみに致します。
ご了承ください。来年こそはよろしくお願いいたします。

(藤原)

2月14日 万葉苑だより

2021年2月15日

令和3年2月14日

 厳寒の筈の奉仕日ですが、珍しく温かい好天下の奉仕日で新顔を加えて20名の参加を頂きました。今日はまた秋川会長(万葉苑保存会)が参加され一同にお礼と励ましの言葉を頂きました。
例年ですと愛媛マラソンの当日で交通制限に悩むところですが、今年はコロナで中止。

 今日のミニ講座は大伴旅人の

 「わが宿に盛りに咲ける梅の花 散りべくなりぬ見る人もがな」

で「うめ」を選びました。
「うめ」を詠んだ歌は集中122首で「はぎ」に次ぎます。

天平2年正月13日、大宰府の師であった旅人が自宅で開いた梅花の宴の記録にあった「初春令月 気淑風和」から「令和」の年号が決められたという所縁の「うめ」です。梅は寿命が長くまた厳寒にも耐えて、百花に先駆けて咲き、芳香を放ち果実も健康に良く、その凛とした姿はまさに日本人好みの花です。

 今日は余談として家内の友人が送ってきた「シニア川柳」を紹介した所思い当たることばかりに賑やかな話題となりました。その一部を拾いました。

 ・厚化粧笑う亭主は薄毛症
 ・カード増え暗証番号裏に書き  
 ・立ち上がり用事忘れてまた座る
 ・婆さんよ犬への愛情を少し呉れ
 ・3時間待って病名「加齢です」
 ・探し物やっと探して置き忘れ
 ・名がで出ない「あれ」「これ」「それ」で用を足し
 ・失せ物も必ず出てくる摩訶不思議(この一句私の駄作です)

(藤原)