7月定例奉仕日

2010年7月13日

7月11日(日)曇り

長引く梅雨の影響で、今日はすっかり雨の予定でしたが、予報は外れて結構な日和でした。

先月が雨で珍しく休みでしたから、久しぶりの奉仕になりました。

 しかし、6月30日に松山北高校の奉仕があったばかりで、苑内はまずまずでした。

今日のミニ講座は先月の予定が繰り越されて、「かしは:柏」

歌は「印南野の赤ら柏は時あれど 君を吾が思ふときは実なし」 

                  安宿王(あすかべのおう)(巻5-18)

元は、食物を盛ったり覆ったりする葉を「かしは」と呼んだらしい。

その代表が柏でこの葉で包んだ餅を「柏餅」と呼んでいる。

柏の少ない伊予路ではサルトリイバラ(サンキラ)を使う。

歌の意味は「印南野の赤ら柏が色ずくのは時期が決まっているが、

私が君を思うことは時の区別など全くありません」

この歌は天皇に対する忠誠心を歌ったものである。

印南野は現在の兵庫県加古川市、加古郡、明石市一体を指す。

加古郡稲見町には「いなみ野万葉の森」がある。(藤原 茂)