6月11日 万葉苑だより

2023年6月11日

令和5年6月11日

 今日は雨の予報が出ており奉仕も危ぶまれましたが、夜来の降雨で終わり日中は降雨が無くなり助かりました。お蔭で15名の参加でしたがご苦労さまでした。

 今日のミニ講座は「くれない(べにばな)」の

「紅の花にしあらば衣手に 染めつけ持ちて行くべく思ほゆ」 作者不詳

この歌は旅立の折、別れを惜しんでいる歌である。この歌の前に女性の歌があって、

「かくしつつあり慰めて玉の緒の 堪えて別ればすべなかるべし」

に対する答歌である。

苑にある(紅花)は小倉さんが集めてこられたもので、今が見頃と思って選びましたが、残念見頃は少し過ぎて居りました。
昔は金一匁と紅一匁が等価だったとか。貴重な花だったと言われていた様です。

 また、NHKの朝ドラで万太郎が「たはみづら(ヒルムシロ)」を石板印刷に使うため写生するところがありましたが、これも小倉さんの努力で苑内の池に育っております。

今日の奉仕者は、山之内保行、重松美千代、木野本忠志、弓場 巌、安永教一、浜口啓子、石水吉一、石水初子、三浦 颯、重松美千代、丹原克則、小倉ルリ子、河本真孝、白石 豊、藤原 茂 でした。

(藤原)

7月11日 万葉苑だより

2021年7月12日

令和3年7月11日

 今日の予報は、「上空不安定・所により雷注意報」が出ていたが、梅雨明けのような好天気に恵まれ、有難いことに参加者も何時ものメンバーが殆んど揃って約20名。

天気も良く参加者の殆どがワクチンの2回接種が終わっており、久し振りにお弁当の会食をしました。

 今日のミニ講座は丁度苑内に咲いている「くれない(べにばな)」を詠んだ。

 紅の花にしあらば 染めつけ持ちて行くべく思ほゆ

  作者不詳 巻11~2827

 この紅の花は万葉苑では長い間欠株になっていましたが、最近小倉さんのお手配で満開の花を見ることができました。

皆さんのお手配のお陰で苑内では凡そ150種中120種の万葉植物が揃ったようです。

なお、今日は隣の一草庵の役員と額田宮司さん達が見えられて、「山頭火の句碑」の建設場所が決められました。

(藤原)